釣り針とミニチュアホース
お日様いっぱいの日曜日。
ちょっと早めの昼食を頂き、海に行ってみた。
凧揚げをしている親子 砂遊びをしている家族 犬の散歩をしているお母さん マラソンをしているお兄さん 昼寝をしているお父さん 釣りをしている老若男女
そんな中、釣りをしていた若いお兄さんに
なにが釣れるんですか?
ときいてみた。
カニですよ。そこのバケツにいますよ!
針のところに餌と網をつけて深めのところに投げると網にカニが引っかかる
と教えてくれた。バケツの中にはたくさんのカニがカシャカシャ音をたてていた。
とても柔らかそうなカニだった(笑)・・・ワタリガニだそうだ・・・ワタリガニっておいしいんだよね、たしか・・・
と、カニと遊んでいたら、
あー連れねーーー
ともうひとりの若いお兄さんが帰ってきた。
二人共、朝8時半から釣りをしているんだとか。で、そのおにいさんは、カニではなくヒラメとカレイ狙い。
もう飽きてきたな~
と釣竿をたてかけた。
(メ・ん・)? ???
私は釣りは素人。勿論釣竿なんて持ってないし、釣り針にも縁はない。
が、、、
とてつもない違和感を感じる。 いったいあれはなんだ??
釣り糸にぶら下がった 釣り針を覆っているピンク色のものは?
いや、もしかしてあれは針ではないのか?
でも他の針らしきものは見当たらない。
よく彫刻刀のような危険なものは、ミニチュアのホースのようなものがついている。まさにあの状態。
ピンクのミニチュア版ホースが針に被せてあるとしか思えない。
でも私は全くの素人。
突っ込みたい衝動をグーーっと堪えていた。 とその時!
ちょっとこれ 針のカバーとってないじゃん!針の役目してないじゃん!
と、カニ釣りをしていたお兄さん゚( ̄◇ ̄;)
やはりそうだったか。
申し訳ないけれど、私はお腹を抱えて笑いたい場面に遭遇してしまった。
声を出して笑いたかった。
・・・が、
彼は、8時半から昼食も食べずに いくら暖かいとはいえ まだ2月の海辺でがんばってヒラメとカレイを待っていたのだ。しかも隣の県からきて・・・
笑えない・・・
でも、こういう時って笑ってもらった方が気が楽だったりして。
あの時、私はどんな反応をしたんだか 何だか覚えていない。。。